失われた時を求めて

読書に始まる自伝的ブログ

カール・マルクスになりたかった話

『二十歳の原点』(高野悦子、1971)

日経新聞でこんな記事がありました。 1969年前後、学生運動時代に生き、自殺した女性の日記を書籍化したものとのことです。 「二十歳の原点」孤独な闘い 読み継がれる全共闘の青春:日本経済新聞 普通の大学生。 社会の不条理を許せず観念の世界で闘ったり、…

『家族喰いー尼崎連続変死事件の真相ー』(小野一光、2013)

半年前位に何となく手に取り読んだ本なんですが、高槻の保険金殺人のニュースを見て、パラパラとめくりながら色々と考える今日この頃でございます。 尼崎の事件は、当時本当に衝撃的で、主犯の角田が留置所内で自死したことで、真相は闇に包まれたままの事件…

『「ぴえん」という病』(佐々木チワワ、2021)

新宿歌舞伎町、TOHOシネマズ横を通称"トー横"と呼ぶそうですが、昨今そんな"トー横"で誘拐や暴行、悲惨な殺人事件をニュースで耳にする機会が増えました。そんなこんなでちょっと気になっているさなかにKindleのセールで販売してるのを目にして手に取りまし…

『幸福な王子』(オスカー・ワイルド、1888)

昔から好きな小説で、確か小学校が幼稚園の頃に童話聞いた気もします。中高生になって文学少年的な気質が増すなかで読み返すと、また違った感覚を覚えました。そして大人になって読むとまた違った思考に至る。そんな不思議な小説です。 本作は童話で、"幸福…