失われた時を求めて

読書に始まる自伝的ブログ

ビジネス本

『地面師』(森功、2022)

少し前からNetflixで話題のドラマがありますが、誰もが知る大企業が何故騙されたのか、その背景に皆興味があるのでしょう。 地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団 (講談社文庫) 作者:森功 講談社 Amazon 積水ハウスの事件に加え、その詐欺集団が裏で暗…

『数値化の鬼 』(安藤広大、2022)

だいぶご無沙汰してしまいましたが、なんとか生存しております。かつて天才だと思っていたカネコという男は、天才が故に夭逝する運命にあり、遅くとも27歳には死ぬと思っていましたが、28歳を迎えてしまいました。自己評価が高いが故の世間からの逃避や肥大…

『図解 コンサル一年目が学ぶこと』(大石哲之、2021)

同世代の友人や知り合いにコンサル会社・コンサルティングファームと呼ばれる組織に属している人はよくいますが、私が属する会社にコンサルと呼ばれる人が口を出し始めたのは最近のことです。会社でいろんな施策が講じられている点については、私は環境に不…

『人新世の「資本論」』(斎藤幸平、2020)

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 年越しは最近は知り合いの店で越すことが多く、そういえば親戚や家族とは越していないです。おばあちゃんが亡くなり、保険の仕事をやめてお金を借りに行く理由がなくなって、実家に寄り付…

『私に売れないモノはない!』(ジョー・ジラード、2004)

「モノを買うということは、価値と価値の交換である」 そんなことを保険募集人の頃に教わりました。無形商材で、高額で、そして納品は亡くなったあと自分以外の誰かにされる。こんなに価値の伝えにくいものはないが、国民のほとんどがいつかは購入するのです…

『逆境こそ光輝く機会なり―今から始まるAPAの世界戦略―』(元谷外志雄、2016)

お盆は青春18きっぷの旅に出てまして、とても有意義でハッピーでエキサイティングで最高の5日間でした。そこでの出来事や感じたことも記憶が消えないうちに書き記したいなという想いもあります。 その前に全国各地のアパホテルに泊まり元谷さんの本を購入し…

『熔ける』(井川意高、2017)

暑さで溶けそうになりながらやYou Tubeを見て、週末の昼間の時間を無為に溶かす。やっと外に出ても良いかなと思える夜、溶かした色々を取り返そうと思って盛り場に繰り出す。お金と記憶を溶かして、また月曜日を迎えるわけです。 You Tubeを見ているときに、…

『勝者の思考回路―成功率100%のブランドプロデューサーの秘密』(柴田陽子、2020)

林先生の初耳学に出演されているのを先輩がお話してて、興味を持って動画を見ました。すごい人だなと思い、もっと考えを知りたいなと思って本も手に取りました。もっと仕事必死にやって、楽しもう。そう思わせてくれる読書体験でした。 [初耳学の公式動画]…

『読書という荒野』(見城徹、2018)

保険の仕事をしているときに、先輩から進めてもらった本で、2年ぶりに手に取りました。 読書という荒野 (幻冬舎文庫) 作者:見城徹 幻冬舎 Amazon 「負の感情を溜め込め」 「世界の矛盾や不正や差別に怒れ」 「苦しい方に身をよじり、自己検証能力を磨け」 世…

『GAFA――四騎士が創り変えた世界――』(スコット・ギャロウェイ、渡会圭子訳、2018)

エモーショナルで「書きたいな~」と思う事件や出来事は蓄積されつつ、最近はそれをブログという読み物として仕上げる気持ちのスイッチが入りません。小説を読む気持ちも起きず、実践的な本を読んでいます。そしてブログの内容は、最近思うことをだらだら書…

『22世紀の資本主義』(成田悠輔、2022)

私は基本的に本は紙で読みたいなという主義で、どうしてもページが行ったり戻ったりして読み返すのが電子書籍ではやりにくいなと思うのです。しかし新書やビジネス本はkindleで読むのに向いてるし、価格も安いし良いなと思うようになったし、マーカーやメモ…

『ビールでブルックリンを変えた男』(スティーブ・ヒンディ、2020)

ページがナチュラルな素材でできておりコーヒーのフィルターのような素材でできておりました。装丁がおしゃれで手に取った本です。 ビールでブルックリンを変えた男 ブルックリン・ブルワリー起業物語 作者:スティーブ・ヒンディ DU BOOKS Amazon 私はお酒が…

『ドーパミン中毒』(アンナ・レンブケ、2022)

丸善でぶらぶらしているときに『スマホ脳』の横で流行の本として置かれていたのを発見して出会いました。 ドーパミン中毒(新潮新書) 作者:アンナ・レンブケ 新潮社 Amazon 私は脳の働きとかそういった流れが好きなので、知っている話も多かったですが、知…

『図解日本アムウェイ』(日刊工業新聞社編、2015)

以前話したことがあるかもしれないですが、私は目のキラキラしたガーシーにエロい幼稚園の先生をアテンドされ、浄水器を買う運びとなり、某マルチ商法のネットワークの末端に組み込まれております。そのマルチ商法から逮捕者が出て業務停止になったとのこと…

『ソニー再生』(平井 一夫、2021)

上司から「絶対に読んだ方がいい」と勧めていただいた本で、手に取りました。 ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」 (日本経済新聞出版) 作者:平井一夫 日経BP Amazon 読んでから思い出したのは、私はそもそも組織適正が0に近く、リーダー…

『イシューからはじめよ』(安宅和人、2010)

Kindle Unlimitedで掲載されており、久しぶりに出会って手にとった本です。 イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」 作者:安宅和人 英治出版 Amazon 与えられた仕事に右往左往しないで、本質的な問題に目を向け、様々な角度から問題を切り分け…

『ナラティブカンパニー』(本田哲也、2021)

会社で上司に勧めていただいた本。圧倒的後輩力で帰り道で読んで、感想メールを送った水曜日。 かつて流行ったらしい本で『ヴィジョナリーカンパニー』(ジム・コリンズ、1995)というものも勧めていただいて読んだが、そこから26年、現代社会で企業が生き残…

『さりげなく人を動かす スゴイ!話し方』(2017、山﨑拓巳)

掃除をしていたら、某ネットワークビジネスのお兄ちゃんから借りパクしてしまったこの本を発見しました。貸し付けられたというのが近いのかもしれないですが、私は生命保険のセールスをしているときに、ネットワークビジネスに近い商売だなと思っていたこと…

『「ぴえん」という病』(佐々木チワワ、2021)

新宿歌舞伎町、TOHOシネマズ横を通称"トー横"と呼ぶそうですが、昨今そんな"トー横"で誘拐や暴行、悲惨な殺人事件をニュースで耳にする機会が増えました。そんなこんなでちょっと気になっているさなかにKindleのセールで販売してるのを目にして手に取りまし…

『渋谷ではたらく社長の告白』(藤田晋、2005)

サイバーエージェントの藤田社長の自伝です。保険営業時代に上司に進められて読んだ記憶です。藤田社長のことはもちろん存じ上げていて、インターネット広告大手のサイバーエージェントの創業社長ですが、創業から今に至るまでの紆余曲折、苦しみを乗り越え…

『習慣超大全』(BJ・フォッグ、2021)

きょうも出張で鹿児島に来ております。連日の会食や面談・研修により、夜になっても営業マンスイッチが入ったままで、ブログを書くような文学部的な感情がなかなか起きないものです。そんななかで、仕事中に習慣の話になりまして、昔読んだビジネス本を思い…

『新世界』(西野亮廣、2018)

少し前に流行った本ですが、2022年になって出会い手に取りました。はねるのトびらで育った世代なので、キングコングや西野亮廣さんについては、良く知っているわけではないですが馴染みはあります。そんな西野さんの本は、現代社会の信用とお金の関係を語っ…