26歳になり、"色々"と思うことがありブログを改めて始めます。本ブログでは、私が本を読んで思ったことや思い出したことを書き連ねていきます。
"色々"といいますと色々なんですが、一つ私の中2022年の重要テーマとして、文学少年カネコに向き合っていこうかなということがあります。私はずっと文学少年としてのカネコが好きではありませんでした。微細な感情を汲み取り、解釈し、内奥に落とし込む。ぐるぐると内面に沈んでいくカネコが嫌いで、いなして躱して生きてきた丸26年がありました。カネコはことある毎に顔を出すのですが、考えないくらい忙しくするという習慣で、躱し続けてきました。少年の頃は部活やアルバイト、社会人になってからは仕事に没頭するということで、そんなカネコとなるべくコミュニケーションを取らずに過ごしてきたように思います。そんななか没頭の境地として、個人事業主・フルコミッションの生命保険セールスを24歳〜25歳にかけて1年3ヶ月ほど取り組み、人の優しさと厳しさに触れ、最後は倒れて、自分が目を背け続けてきたカネコの要素に気付き向き合いたいなと思った次第です。
一つ目の記事から重たいですが、基本的に本を読んだ際の感情を元に思い出したことを、なるべく正確に記録し、残して自伝としたいというのが本ブログの趣旨です。私はどちらかと言うと躓いてきた人生で、激イタで、愚かさが服を着て歩いているような男です。そんな男の自伝が誰かに読まれ、何か楽しいネタになったり、共感してもらったり、エンカレッジするようなものになったら最高だと思うのです。
本自伝は、マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』を読み、微細な感情の記録から過去を追憶していく手法に、文体に、そこはかとない美しさを感じ、インスピレーションを得た次第です。ブログとしてのエンターテインメント要素は薄い気はしますが、この記録から何かの化学反応が起きたら嬉しいです。願わくは、檀蜜さんみたいにブログ自体が書籍になりますように。