失われた時を求めて

読書に始まる自伝的ブログ

『渋谷ではたらく社長の告白』(藤田晋、2005)

サイバーエージェントの藤田社長の自伝です。保険営業時代に上司に進められて読んだ記憶です。藤田社長のことはもちろん存じ上げていて、インターネット広告大手のサイバーエージェントの創業社長ですが、創業から今に至るまでの紆余曲折、苦しみを乗り越えたときの心境などを赤裸々に綴っています。個人事業主として駆け出しにしてもう死にかけていたとき、藤田社長がこんな大変な時期を乗り越えているんだから、自分の悩みなんて大したことないし、もっと激しく頑張ろうと誓った記憶があります。

 

改めて読むと、いまの自分は何をやっているんだろうなと思います。

藤田社長は大学生の頃からインテリジェンスで人材営業に明け暮れ、ITバブルとその崩壊のなかで様々な苦難を乗り越え、いまのサイバーエージェントを作り上げています。サイバーエージェントの上場は26歳で、ITバブルの崩壊は28歳です。

 

私ももう気付けば26歳になってしまいました。渇きも野心も減退している気がして、「丸くなったね」と言われることもあれば、「つまらない男になったな」と言われることもあります。

雨で何もしないで過ごしてしまった日曜日、燃えないとなぁ。