ページがナチュラルな素材でできておりコーヒーのフィルターのような素材でできておりました。装丁がおしゃれで手に取った本です。
私はお酒が好きですが、正直そんなに味がわかるとは思えません。でもお洒落な酒場や美味しいお酒は大好きです。その理由はお酒が飲めない人やそこまでお酒が強くない人・好きでない人にとっても、飲み会が楽しくあってほしいと思うからす。そのために日々美味しいお店や良いお店は、現地調査や雑誌調査で知りえたものを、GoogleMapにピンを立ててストックとして蓄えているのです。私は酔えれば良いので、一番いいのはセット料金の鏡月グリーンかジンロを、お茶で割るか水で割るか聞かれて、柿ピーやねじった揚げ煎餅みたいなのを食べながら、ずっと喋ったり歌ったりしたいのです。でも色々な人がいるし、私のいる飲み会に参加する全ての人には楽しんでほしいから、良いお店を各地でストックして、終電逃したい人も逃したくない人も帰ったり駆け引きを楽しめる隙間を作って、安くはしご酒をしたいのです。やっぱり私はお酒や酒場・飲み会文化というものが好きで、一番好きな話はワタミの渡邉美樹さんがニューヨーク旅行でパブ文化を目にして飲食業を始めることにした話が好きで、私もそんな場を作りたいなと日々思っています。
私のよくわからない飲み会論はおいておいて、この本はブルックリン・ラガーと呼ばれるクラフトビールがどうやってニューヨーカーの間に浸透し、ビール文化を根付かせたかが書かれた本です。
アイデンティティが、企業の黎明期における決定事項として最も重要
流通はマーケティングである
コミュニティへの貢献こそが宣伝
自家製ビールを作るなかから、自社で流通網をひくべきトラックを買って運送したり、クラブと協賛して販売したり、ハウツーが勉強になるというより、こんな面白いこと私もやりたいな~という憧れが強くなるエピソードに刺激を受ける読書体験でした。
ビールとかお酒について真面目に考えてたら、ベトナム旅行の思い出を話したくなったり、大学のときに入り浸っていたバーでの思い出を語りたくなったりしましたが、話がとっ散らかるのと、そんなことよりお酒を飲みたくなってきたのでまたの機会にしようと思います。
私は飲み屋で商売したいなと決めてます。飲み屋的な空間というか、みんなが何かに躓いたときにそれを乗り越えるにあたって、誰かとしゃべったり、自分と向き合ったり、そんなことができる場を提供したいなと思うのです。