失われた時を求めて

読書に始まる自伝的ブログ

『勝者の思考回路―成功率100%のブランドプロデューサーの秘密』(柴田陽子、2020)

林先生の初耳学に出演されているのを先輩がお話してて、興味を持って動画を見ました。すごい人だなと思い、もっと考えを知りたいなと思って本も手に取りました。もっと仕事必死にやって、楽しもう。そう思わせてくれる読書体験でした。

[初耳学の公式動画]

ヒットを生み出すブランドプロデューサー・柴田陽子の今すぐ役立つプレゼン術を大公開!コンビニスィーツから街づくりまで、人を魅了する秘密とは… - YouTube

結構真面目にメモを残して読んだので、それは最後に残しておきます。

私とすごく考え方が近いというか、とても共感できて、私が言葉にできていなかったことや、その考えまで至っていなかったからつっかえている感じがしたり上手くいかないなと思っていたことを、示して考えをより深めてくれました。

常に自分自身が高い志を持っていることができる。周りを見れば味方が多く、応援してもらえる。そして、誰かの役に立つという充足感の中で生きている。すなわち「自分」「仲間」「社会」のすべてにおいて「YES」と答えられる人のことを、私は「勝者」と定義しています。

そんな哲学を前提に話が始まりますが、感想を持つことの大切さ、そして正しい感想を伝えるためには知ることをしないといけないという話にとても感銘を受けました。知らなければ正しい感想や感謝をつたえられない、確かにその通りだなと、とても反省したし良い考え方をいただいたなと感動しました。

ちょっと前に『読書という荒野』を読み返したときと近い考え方ですが、より深く自分の中で消化されたし、もっと自分の世界を広げて、なにかの役立って、面白さを感じて楽しもうと、やる気スイッチが入りました。

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『読書という荒野』(見城徹、2018) - 失われた時を求めて

私はコミュ障だし、社会不適合者だし、協調性がないなと常々思います。ただ営業という仕事に救われているのは、メリット・デメリットの関係がある中に乗っからせてもらって、人と関係する糸口を作り、そこから広げていけることです。殻にこもりがちな自分を変えてくれるきっかけがたくさんあります。一般論の営業イメージさながらのパワーマネジメントやプレッシャーもそうですが、何より人に出会えるし、その出会った人とどうやって関係できるか必死に考え、その出会いから刺激をもらって相手の考えを吸収して、最後は自分自身が変わっていくのが楽しいです。

私は16タイプ診断でいうと、「運動家型(ENFP)」の性格らしいです。

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[注意の次元]

外向(Extroverted)↔内向(Introverted)

[認識の次元]

感覚(Sensing)↔直観(iNtuitive)

[判断の次元]

思考(Thinking)↔感情(Feeling)

[環境の次元]

秩序(Judging)↔自由(Perceiving)

直感に基づいて認識し、感情を優先して判断を下し、自由で秩序に従えない。でも外交的で人に興味がある。そんな人間らしいです。面倒臭いですね。だから私は「関係すべての人が生きやすい世界にする」みたいな人生目標になるし、自分が納得してやりたいこと以外はやれないんだと思います。家族や友人・仕事仲間が好き勝手させてくれるお陰で生きていられます。

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『堕落論』(坂口安吾、1946) - 失われた時を求めて

サンキュー社会、サンキュー人類。

今日も元気に頑張りますので、よろしくお願いします。

 

 

【読書メモ】

常に自分自身が高い志を持っていることができる。周りを見れば味方が多く、応援してもらえる。そして、誰かの役に立つという充足感の中で生きている。すなわち「自分」「仲間」「社会」のすべてにおいて「YES」と答えられる人のことを、私は「勝者」と定義しています。
勝者の思考回路を持つためには
→目の前にある全てに対して感想を持つことです。
どんなに小さなことにでも丁寧に反応する。
どうってことないものに対しても、感想を持つ。
それを心の中でちゃんと受け止める。
そこを起点として、考え方の枝葉を作っていく。
そして、いつつもある枝葉を修正しながら、方向を一つに定め、そこに向かって、言葉や行動に移していく。
 
ブランド=それを受け取る人たちが、その価値を感情的に理解、評価して支持するもの
自分ブランディングが成功の(勝者の思考回路)
 
モチベーション≠勝ち負け
→自分の役割を果たしたり、自己を成長させたり、居場所を作るために仕事をする方が今の時代には合っている
性別や年齢に関係なく、今の仕事があることに感謝しながら、結婚も子育てもしたらいい
 
「誰に何を感じて、この商品を手にとってもらいたいか」を突き詰めて考えた「コンセプト」が必要
→買い手の側も作り手の想いをしっかりと受け止め、ストーリーごと好きになれるようなものを選び、さらに応援していくはずです。というか、もうすでになっています。
 
感想が何故大切か?
→人は、自分の「見てほしい本質」について触れられたときに相手に対して心を開き、信頼感を強く持つ
 
何を持って結果にするかに徹底的にこだわる
全てのことに「理由」がなくてはならない
伝える力が強い=どんな時でも何故を考えているから褒め言葉やプレゼントそのものよりも、「そう思った理由」「これを選んだ理由」の方が、人を喜ばせる
 
知らないことは罪である
→知らないと本当の感謝は伝えられない
 
言う≠伝える
相手の表情や文面などすべてから知りにいく
 
人の話の聞き方で、後の人間関係が180度変わる
・リーダーや責任者など、そのプロジェクトにたいして1番情熱を持っている人から話を聞けるかが、その後のビジネスの進め方を大きく左右する
→この人ならトップに会わせても恥ずかしくないと思ってもらえる人になる
→そう言う人から話を聞くには、身なりや振る舞い+高い聞き取り能力が必要
※高い聞き取り能力=相手が区切りのいい話をし終えた失礼のないタイミングで、「それはこういうことですか」と自分の言葉に置き換えて話せる能力が求められる
 
言葉には矢印がある
→本音は何か?何を求めているか?を徹底的に考える
 
想像力は、いい人間関係を構築していくうえで、大きな武器になる
豊かさ=大変な状況の中でみんなと一緒に働き、ちいさなことを喜んで、一日一日を送る日々こそ豊かだった
 
「5分ちょうだい」が持つ、すごい力
他の人がやりたがらない面倒くさいことを全部やる
どんなに嫌な顔をされても、「ファイブミニッツ!」とお願いする
私の地道な作業の成果を伝えるための「5分でいいから、お願い!」を何度言ったことでしょう。さらに「何でも言ってね」と、メンバーのリクエストに全て応えていきました
 
大変なときに逃げなかった経験は、あなたに絶対的な自信を与える
大変なことに耐えるには→自分の事情でなく、「人の役に立つためにはどうすべきか」に思考をシフトする。自分のことだけを考えていたときより強くなれる
 
ノーと言わないと決める。そこからが本当のスタート
=日本一のおせっかいになる、金子の持論
 
一つ一つのことについて、相手の期待を超えるイメージを自分で設定し、それを実行していった
ノーと言わないと決めると、俄然たのしくなる。仕事をつまらなく感じる大きな原因は、外でなく内にあります。自分で自分にストッパーをかけて小さくしているから「こんな仕事なんて」と感じる
 
いま目の前にいる人に誠実であれ。それが、正しい人脈の作り方