お盆は青春18きっぷの旅に出てまして、とても有意義でハッピーでエキサイティングで最高の5日間でした。そこでの出来事や感じたことも記憶が消えないうちに書き記したいなという想いもあります。
その前に全国各地のアパホテルに泊まり元谷さんの本を購入してしまいました。YouTubeでインタビュー動画を観てからファンで、本読んでみたいなと思っていたので、ついに読めて良かったです。 電車で書いてるのでちょっと雑な読書メモ風ブログにしました。
※書店等では市販されてませんが、アパホテルのフロントで800円で買えました。部屋にも置いてあるので、泊まった際に読むこともできます。
なぜ不動産を買うか?
私は不動産の仕事をしていて、最近はよくアパホテルのことは耳にします。競合他社や近隣の取引事例に対して尋常じゃないほどの高値で買うケースがあり、そこから気になっていました。YouTubeの対談動画でも少しその意図するところは知れましたが、本を読んでその戦略の根本を理解できました。
アパの投資基準は以下の通りとのことです。
・都心or大都市(会長が現地見て管理できる)とにかく東京が一番
・駅近(3分以内)
・旗竿でも買う(採光不要、エントランスの光が大通りから見えれば良い)
・東京の宿泊単価は安いと思っているし、まだまだ上がる(倍くらいまでいくのでは)
・もっと会社を大きくしたい、世界で戦う
・リーマン前の姉歯耐震補強問題で不動産売り抜いて自己資本比率が上がっている。
・税金目線でも、減価償却取るためにたくさん建てたい。
GOPが平均70%らしいです。通常は3-40%あればいいホテル、20%でも黒字ホテルらしいですが驚異的な水準ですね。ビジネスとしても驚異的な粗利率ですね。徹底した現場目線のものづくりが、新たなマーケットを作るんですね。
ホテルの設計について〜新都市型ホテル〜
とても勉強になりました。あえて狭く作っているとは聞いていましたが、その詳細を知ることができました。
・時間をどう抑えるか
・どう環境に対して負荷を減らすか
という点が徹底されていました。
時間については、頻繁に出張に出る上位5%のビジネスマンをターゲットにしているからで、「時は命なり」を緻密に貫いている理念に感銘を受けました。
「スペースを売っているのではない、満足を売るのだ」
ということで、時間を大事にするビジネスマンが、短い導線ですべて完結できるように配置していました。
例えば、アパの客室はベット・化粧台・テレビが大きいことが特徴です。
そのメリットは、実際に3日間泊まってみて実感できました。
例えば化粧台もベットから直接使えるので、財布おいたり・着替えたり・お湯沸かしてお茶入れたり、全部ベットから動かずできました。
あとはテレビは、Wi-Fiのパスワードとか天気・大浴場の混み具合・チェックアウト時間が全部映ってて、ベットに寝転んでも目に入ります。なのでよくあるホテルの取扱説明書・ルールブックのような冊子みたいなのも見ないで済みましたし、そもそもなかったです。
環境配慮については、部屋が狭いことにより空調効率がそもそも高いです。加えて3点ユニットの湯船が独自仕様で卵型(体側のほうが広く、足のほうが狭い)でした。それにより湯量を20%抑えつつ、比較的快適に使うことが可能となります。
どうせベロベロorヘロヘロで一人で寝るだけなので、そんな人には最高ですね。今回の旅も毎日死ぬほど飲んで寝てました。
時間の有限性と覚悟について
着々と闘志燃やしてカッコいいんですよね。各場面で最速最短でキーマンを抑える政治力もすごい。私も仕事頑張ろ。
人生は短い
未来と闘う過程を楽しみ
時間に負けるな
人生は有限であり、これまで二百年生きた人はいない。人は自分にないものを数えて思い悩みがちであるが、私は自分の強みを数えて、その限られた人生を前向きに生きていくべきだと考え、実践してきた。つまり、父親がいないことを肯定的に受け止め、それを強みとしてきた。つまり、父親がいない他人より早く自立でき、家族を守るという使命感を持つことができたのだ。人は逆境のなかでこそ必死に考え努力し、自分を成長させることができる。「ピンチをチャンスに変える」は、その後の人生におけるキーワードだ。