暑すぎて何もする気が起きない日々が続いております。
大学の頃にベトナムや沖縄旅行した際に、日本では働き盛りの青年たちが、昼間から軒先や町中でコーヒーを飲んだりお酒を飲んで談笑し、働いている気配がないのをみて、当時は「こんなんでいいのかな、良くないよな」みたいな気持ちになりました。ただ今思うとこんなに暑ければ働けないですね。
いま私は溶けるように寝てます。関東の冬みたいに"乗り越える"べく季節がなく、常に暖かくて草も枯れないのであれば、働く必要もないのだとおもいます。冷静に考えて、現代社会では怠惰でも餓死はしないし生き残れる時代で、そんなに深刻に捉えないでもいいのかもしれないです。日々を大切に生きなければ、冬を乗り越えられない過酷な地域や時代では、宮沢賢治やユダヤ教のような自制と忍耐の哲学が生まれるのでしよう。もっというと幸福追求的なエピクロス派的な発想で、この怠惰でも死なない世の中で、勤勉にストイックであり続けることこそ愚かで、自らが楽しくハッピーで、それが他の人に伝播するような姿こそ、令和の現代には求められているのではないのかなと思うのです。せせこましいビジネスの時間感覚は日本をより病ませる。ウチナータイムこそが日本を救うでしょう。
ただゴロゴロしていると、多少深刻な雰囲気な内容のないことを考えますが、最近はこのマンガにハマってます。
近い未来で日本という国が崩壊し、3つの国に分かれ、"前時代"的な政治や文化の世に生きています。そんな乱世を生きる主人公の三角(みすみ)や阿佐馬たちの姿を描きます。
昔ほどマンガを読まなくなってしまったけれど、こうやって暇をしてマンガを読むと面白いし、「私も頑張らないとな」と思うのです。
そういえばちょっと前に飲み屋で、「カネコさんは政治家になるべきです」なんて言われました。それはたぶん飲むと冒頭に書いたような多少深刻な雰囲気のある中身のない話をすることか、或いは飽きっぽくて少し前に言ったことも忘れて責任を持たないことへの皮肉なのかもしれないです。
ともかく涼しくなったら頑張ろうと思います。