失われた時を求めて

読書に始まる自伝的ブログ

科学

『利己的な遺伝子』(リチャード・ドーキンス、1976)

古典的な名著として読むべきという意識はありつつも、ずっと読まずにいました。 私は、自分の私生活とか身の周りの出来事とか最近だと選挙の話とか、なんか少し嫌なことに直面すると、どうも人間の愚かさというものをどこか他人事として俯瞰してみることで、…

『世界は「関係」でできている』(カルロ・ロヴェッリ、2021)

最近、集中力がないし、感動することが少なくなってきてしまった気がします。いや、感動するシーンも多いし、語りたいな・共有したいなと思うことも少なくはないのですが、言語化することの無意味さというか、感情を言葉にする際に理性を通すことで、ちょっ…

『ハエトリグモ ハンドブック』(須黒達巳、2017)

あるときネットサーフィンをしていると、こんな記事を見つけました。 buna.info 家に出たクモの種類を調べようとかそんなところで調べた記憶はあるけれど、そんな目的も忘れて面白そうだなと思ってすぐに購入しました。 ハエトリグモハンドブック 増補改訂版…

『ホーキング、ブラックホールを語る』(スティーブン・W・ホーキング、2020)

高校の頃、私は文系で数学も物理もあまり得意ではなかったですし、好きでもなかったです。そんな私に数学や物理学の面白さを教えてくれたのはホーキング博士の『ホーキング宇宙を語る』でした。当時は大学一年生くらいだったと記憶していますが、最近たまた…