失われた時を求めて

読書に始まる自伝的ブログ

仕事の話

『図解 コンサル一年目が学ぶこと』(大石哲之、2021)

同世代の友人や知り合いにコンサル会社・コンサルティングファームと呼ばれる組織に属している人はよくいますが、私が属する会社にコンサルと呼ばれる人が口を出し始めたのは最近のことです。会社でいろんな施策が講じられている点については、私は環境に不…

『三島由紀夫レター教室』(三島由紀夫、1991)

家にモノが増えて来て整理をしていました。本は特に溜まりがちで、山積みにされているものを人に譲ったり、追加したカラーボックスに入れたり、そんな週末です。昔、カズレーザーが「一度読んだ本は処分する。また読む時は買えばいいし、読み返す本は少ない…

『私に売れないモノはない!』(ジョー・ジラード、2004)

「モノを買うということは、価値と価値の交換である」 そんなことを保険募集人の頃に教わりました。無形商材で、高額で、そして納品は亡くなったあと自分以外の誰かにされる。こんなに価値の伝えにくいものはないが、国民のほとんどがいつかは購入するのです…

『逆境こそ光輝く機会なり―今から始まるAPAの世界戦略―』(元谷外志雄、2016)

お盆は青春18きっぷの旅に出てまして、とても有意義でハッピーでエキサイティングで最高の5日間でした。そこでの出来事や感じたことも記憶が消えないうちに書き記したいなという想いもあります。 その前に全国各地のアパホテルに泊まり元谷さんの本を購入し…

『勝者の思考回路―成功率100%のブランドプロデューサーの秘密』(柴田陽子、2020)

林先生の初耳学に出演されているのを先輩がお話してて、興味を持って動画を見ました。すごい人だなと思い、もっと考えを知りたいなと思って本も手に取りました。もっと仕事必死にやって、楽しもう。そう思わせてくれる読書体験でした。 [初耳学の公式動画]…

『人間の條件』③(五味側純平、1956)

今月はずっと忙しくてずっと体調が悪く、なんか運気が停滞してしまっているかのような一か月でした。もともと体力はあるけれど、免疫が弱いという特徴を持っている人間ではありますが、一か月に2回風邪をひいたのは初めてです。GWも全く遊んでいないのに、…

『GAFA――四騎士が創り変えた世界――』(スコット・ギャロウェイ、渡会圭子訳、2018)

エモーショナルで「書きたいな~」と思う事件や出来事は蓄積されつつ、最近はそれをブログという読み物として仕上げる気持ちのスイッチが入りません。小説を読む気持ちも起きず、実践的な本を読んでいます。そしてブログの内容は、最近思うことをだらだら書…

『ビールでブルックリンを変えた男』(スティーブ・ヒンディ、2020)

ページがナチュラルな素材でできておりコーヒーのフィルターのような素材でできておりました。装丁がおしゃれで手に取った本です。 ビールでブルックリンを変えた男 ブルックリン・ブルワリー起業物語 作者:スティーブ・ヒンディ DU BOOKS Amazon 私はお酒が…

『ドーパミン中毒』(アンナ・レンブケ、2022)

丸善でぶらぶらしているときに『スマホ脳』の横で流行の本として置かれていたのを発見して出会いました。 ドーパミン中毒(新潮新書) 作者:アンナ・レンブケ 新潮社 Amazon 私は脳の働きとかそういった流れが好きなので、知っている話も多かったですが、知…

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(マックス・ヴェーバー、1904)

通称『プロ倫』、私は文系の大学生だったで大学で読まされるというか読まないとなみたいなところで出会った本です。この前ブログを読んでくれている知り合いから、「『プロ倫』一緒に読もうよ」と言ってもらって、久しぶりに読み直し、読書会をやりました。 …

『図解日本アムウェイ』(日刊工業新聞社編、2015)

以前話したことがあるかもしれないですが、私は目のキラキラしたガーシーにエロい幼稚園の先生をアテンドされ、浄水器を買う運びとなり、某マルチ商法のネットワークの末端に組み込まれております。そのマルチ商法から逮捕者が出て業務停止になったとのこと…

『ソニー再生』(平井 一夫、2021)

上司から「絶対に読んだ方がいい」と勧めていただいた本で、手に取りました。 ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」 (日本経済新聞出版) 作者:平井一夫 日経BP Amazon 読んでから思い出したのは、私はそもそも組織適正が0に近く、リーダー…

『David Beckham:My Side』(デイヴィッド・ベッカム、2003)

私はサッカーのことは余り詳しくないんですが、小学校の音楽の先生がベッカムマニアでいつもしゃべっていたことを何故か記憶していて印象に残っておりました。そんな薄い印象付けがずっと残っているなかで、手に取り思い出した本です。 D・ベッカム自叙伝 ベ…

『「がんになって良かった」と言いたい』(山口雄也+木内岳志、2020)

昨年の東洋経済の記事で知って衝撃をうけました。 toyokeizai.net 「生きるからには、誰もが生きやすい世の中になるように、日々誰かに良い影響を与えるために時間使っていきたい」という私の人生テーマは、山口雅也さんのブログやこの本をきっかけに明瞭化…

『自分の中に毒を持て』(岡本太郎、1993)

家の掃除をしていたら見つけて久しぶりに手を取りました。新装版の第14刷で2020年6月のものだったので、社会人2年目でコロナ真っ最中の夏に出会ったことを思い出しました。当時の記憶はあまり鮮明ではありませんでしたが、この本を買ったときのこととかも思…

『マスク』(菊池寛、1920)

先月の半ば頃にひとに勧めてもらった本であって手に付けないでいたのですが、最近私が流行りのコロナに罹患しまして、床に伏して苦しんでいるさなかにたまたまそのもらったレジュメが目につき、手にとった次第です。 1920年の世でのマスクや感染症に関する感…

『成功哲学《誌上講座》1919-1923』(ナポレオン・ヒル、渡邉美樹監訳、2010)

有名なナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』の前に、雑誌上で連載していたものを書籍化したもので、渡邉美樹さんが訳を監修しているそうです。 成功哲学《誌上講座》1919-1923 作者:ナポレオン・ヒル きこ書房 Amazon 保険の個人事業主をやっていたころ「…

『イシューからはじめよ』(安宅和人、2010)

Kindle Unlimitedで掲載されており、久しぶりに出会って手にとった本です。 イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」 作者:安宅和人 英治出版 Amazon 与えられた仕事に右往左往しないで、本質的な問題に目を向け、様々な角度から問題を切り分け…

『おいしいごはんが食べられますように』(高瀬隼子、2022)

芥川賞受賞作品、現代に求められる小説。ムカつく小説だなと思いつつ、共感してしまうことに空恐ろしさも感じる小説でした。 おいしいごはんが食べられますように 作者:高瀬隼子 講談社 Amazon 主要な登場人物は3人で、優秀な若手男性社員の二谷、身体が弱い…

『ナラティブカンパニー』(本田哲也、2021)

会社で上司に勧めていただいた本。圧倒的後輩力で帰り道で読んで、感想メールを送った水曜日。 かつて流行ったらしい本で『ヴィジョナリーカンパニー』(ジム・コリンズ、1995)というものも勧めていただいて読んだが、そこから26年、現代社会で企業が生き残…

『人間の條件』②(五味側純平、1956)

長らく積読でしたが、この前読み始めたら面白すぎて止まらず読み切りましたが、ブログを書くスイッチが入らず、入れられず、久しぶりに文学少年モードで書こうかなと思い立った次第です。 2巻は、梶と中国人労働者や同僚或いは美代子との関わりのなかで、つ…

『さりげなく人を動かす スゴイ!話し方』(2017、山﨑拓巳)

掃除をしていたら、某ネットワークビジネスのお兄ちゃんから借りパクしてしまったこの本を発見しました。貸し付けられたというのが近いのかもしれないですが、私は生命保険のセールスをしているときに、ネットワークビジネスに近い商売だなと思っていたこと…

『夢をかなえるゾウ』(水野敬也、2011)

誰かに勧めていただいて、読んだ記憶があります。うだつの上がらないサラリーマンが、ゾウのガネーシャという妖精?神様?のようなものにアドバイスをもらいながら成長していく小説風の自己啓発本です。掃除をしていたら見つけました。 Wikipediaのコピペで…

『渋谷ではたらく社長の告白』(藤田晋、2005)

サイバーエージェントの藤田社長の自伝です。保険営業時代に上司に進められて読んだ記憶です。藤田社長のことはもちろん存じ上げていて、インターネット広告大手のサイバーエージェントの創業社長ですが、創業から今に至るまでの紆余曲折、苦しみを乗り越え…

『運転者』(喜多川泰、2019)

KindleUnlimitedの海から出会った本。保険募集人を主人公にした小説とのことで、思わず手を取ってしまいました。 運転者 未来を変える過去からの使者 作者:喜多川泰 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 主人公は売れない保険募集人で、大型保険の解約…

『街の幸福』(小川未明、1929)

不動産会社というのは10月から3月頃が忙しく、決算対策で不動産を売り買いしたいというニーズが高まり、"不動"産が動きに動き、てんてこ舞いとなる。そんな3月が終わると、会社決算を出す経理的な処理の部署は忙しなるが、営業部署はGW明けまでは閑古鳥が鳴…

『習慣超大全』(BJ・フォッグ、2021)

きょうも出張で鹿児島に来ております。連日の会食や面談・研修により、夜になっても営業マンスイッチが入ったままで、ブログを書くような文学部的な感情がなかなか起きないものです。そんななかで、仕事中に習慣の話になりまして、昔読んだビジネス本を思い…

『狭小邸宅』(新庄耕、2013)

2019年に不動産会社に入社して、先輩からおすすめされて読んだ本です。不動産業界に戻り、○ープンハウスとの接点も増え、読み返したくなった本です。 要は上記の不動産会社の実態を小説にした本で、主人公がやさぐれて壊れていく様を読み進めていく形です。 …

『新世界』(西野亮廣、2018)

少し前に流行った本ですが、2022年になって出会い手に取りました。はねるのトびらで育った世代なので、キングコングや西野亮廣さんについては、良く知っているわけではないですが馴染みはあります。そんな西野さんの本は、現代社会の信用とお金の関係を語っ…