Kindle Unlimitedで掲載されており、久しぶりに出会って手にとった本です。
与えられた仕事に右往左往しないで、本質的な問題に目を向け、様々な角度から問題を切り分けて、問題解決に必要なことだけをしましょうという趣旨でした。
生命保険募集人として個人事業主になったときに、先輩から進めてもらって出会いましたが、「確かに自分はいままで仕事をしているふりしていた時間もあったな」という目を背けていた事実に気付かされた本でした。「人生は何かを成し遂げるにはあまりにも短い」と帯にありますが、私が昔聞いた名言には上の言葉に続けて、「そして何もしないには長すぎる」とあった気がします。
歳をとると時間の進みが早く感じると良く聞きますが、最近時間の進みがすごく遅い気がして。充実しているのか、やることがなくて暇なのか。前の会社に戻ってサラリーマンで、安定した暮らしに戻って刺激がなく、平和な日々を送っています。DV彼氏と付き合うと、DV彼氏としか付き合えなくなるみたいな話を聴いたことがありますが、また私も乾いてきているのかもしれないです。”一番厳しい仕事がしたい、死ぬほど働きたい”といいながら、本当に追いつめられて死にそうになると安定を求める。”
もっとポジティブな意味合いで使う気もしますが、結局現状を維持したいという本能には抗えなくて。いまもこうして生き永らえて、暇で楽な時間を過ごしています。
いま落ち着いて思い返すと、”一番厳しい仕事をして、死ぬほど働きたい”というのはきっとイシューというか人生の命題じゃなかったのかなと思います。”厳しい仕事”をして成長したい、成長して”すべての人が生きやすい世の中にしたい”というのが私の人生の命題なのかなと思います。
「人生は何かを成し遂げるにはあまりにも短い、何もしないには長すぎる」
もう少し人生は続きそうですし、暇なので、濃い時間を過ごしていこうかなと思うのです。半年くらい休んだので、そろそろちゃんと働こうと思います。