失われた時を求めて

読書に始まる自伝的ブログ

近代文学(海外)

『失われた時を求めて』②(マルセル・プルースト、1919)

今週のお題「読みたい本」ということで、未だに半分程度しか読み終えていないにもかかわらず、私の人生に大きな影響を与えたこの小説を挙げさせていただきます。世界一長い小説であるマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』です。 新潮モダン・クラシ…

『失われた時を求めて』①(マルセル・プルースト、1919)

昨年末は青春18きっぷの旅に出ていて、甲府から糸魚川、糸魚川から松本、松本から松戸、松戸から勝田みたいな形で、移動を楽しみながら旧知の人たちに会いに行くような旅でした。その移動の合間は読書したり、久しぶりに知り合いに連絡を取ったりをしてい…

『STONER』(ジョン・ウィリアムズ、東江一紀訳、2014)

私ははてなブログのサジェストでおすすめされるブログをしばしば巡回しておりまして、その際におすすめに上がっており、手に取った本です。 ストーナー 作者:ジョン・ウィリアムズ 作品社 Amazon penginsengen.hatenablog.com かなり私の中に刻み込まれた本…

『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ、2006)

2017年にカズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞した際に読んだ本で、最近マンガの『約束のネバーランド』を読み、思い出して実家で読み返しました。 このブログは読書ブログではないですし、ネタバレが嫌なタイプのSF小説ですので、内容は触れないですが、…

『幸福な王子』(オスカー・ワイルド、1888)

昔から好きな小説で、確か小学校が幼稚園の頃に童話聞いた気もします。中高生になって文学少年的な気質が増すなかで読み返すと、また違った感覚を覚えました。そして大人になって読むとまた違った思考に至る。そんな不思議な小説です。 幸福な王子―ワイルド…