変な時間に寝てしまって22時とかに起きてしまって、暇すぎて漫画アプリの無料漫画を夜通し延々と読んでいました。日曜日はゴルフのレッスンにパーソナルジムと健康的な生活をしすぎたせいで、夜に徹夜で漫画を読むという不健康であまり褒められたものではない要素を追加摂取してバランスをとった次第です。
昔ハマってて、そういえば結末をしらなかった『ダーウィンズゲーム』がLINE漫画で半額セールだし完結しているのもあって、一気に大人買いして読んでしまいました。
スマホゲームから異能力をつかったデスゲームに巻き込まれる主人公、その後本当に色々なことがおこる話です。本当に続きが気になる話で、夜通し読んでしまいました。
私は小学校はサンデー読者だったんですが、中高はチャンピオン読者で、月刊誌も各社色々読んでたのでかなり漫画大好き少年・オタクだったように思います。いまみたいに、スマホで漫画が読めて、雑誌の力に関係なく評価されたり流行ったりする世の中はいいですよね。チャンピオンの月刊誌はグロイ漫画とか多かったですが、なんか読みたくなってしまう漫画も多くて、単行本で読んだり、お金もなかったしBOOKOFFで立ち読みしたり、漫画喫茶で読んでた気がします。今になってちゃんとお金を払えてよかったです。
2013年…私は高校一年生の頃ですが、本作で出てくるような当時流行ってたガラケーのゲームとかも遠い過去で、10年以上経っていることを実感しますね。当時の友達もまだ会う人もいなくはないですが、ずっと会ってない人の方が多いです。本作の最後も人と人とのつながりが大きなテーマになっていますが、他者と関係を続けるというのは思ったより難しくて、結局血縁とか地縁みたいな、生物学的あるいは物理的な距離を超えて関係を維持し続けるのは結構難しいなと最近思います。学校という毎日利害関係のない同い年と顔を合わす空間というのは、大人になって思うとかなり異質な空間だし、いまになって思うとかけがえのない時間だったなと思います。
私は昔は学校でなじめなかったから、インターネットで得たつながりというか、「周りにも同じように悩んでいる人もいるんだ」という感覚が、10年前の高校生までの世界では好きでした。ただ時代が変わったのか、私が変わったのかわからないですが、インターネットというかSNSで得る刺激も減ったし、結局ただ速やかに知り合いに連絡する手段としか感じられなくなくなったように思います。
そういう意味でいうとブログというツールは化石みたいな手段だけどなんか好きで、まだ刺激をもらえる気もします。自分が現実世界のしがらみで悩んだ際に、「こんな人もいるんだ」「これでいいんだ」というような感覚に戻してくれる役割が、自分にとってはあるように感じます。
読書もブログも自分をある種正常に戻してくれるというか、日々仕事の世界・現実の世界で利害関係やしがらみを計算しながら処理していって、つまらない合理性・浅い社交に自分が振れて歪んでいるように感じるときに、「本当はこんなことしたかったよな」
「こんなこと言いたいよな」という感覚を思い出させてくれる大切な時間です。
無駄に遅くまで起きてしまって、明日からも毎日忘年会と仕事だし辛いなとは思うけれども、きっと無駄な時間ではなかったと思います。ともかくも面白い漫画でしたし、大人になって完結まで読めてよかったです。