失われた時を求めて

読書に始まる自伝的ブログ

『ハエトリグモ ハンドブック』(須黒達巳、2017)

あるときネットサーフィンをしていると、こんな記事を見つけました。

buna.info

家に出たクモの種類を調べようとかそんなところで調べた記憶はあるけれど、そんな目的も忘れて面白そうだなと思ってすぐに購入しました。

地を這うタイプのクモは前々からかわいいなと思っておりましたが、すばしこいし小さいし、あまりちゃんと観察したことがありませんでした。本書では全てが鮮明な写真付きで解説もあり、家にたまに出るこいつらの生態を知ることができて、大変興味深かったです。身体のフォルムと、目と脚と、毛が生えててふわふわしてそうなところと、素敵ですね。是非ハエトリクモさんには末永く、我が家を守っていただきたいものです。

 

私は基本的にほとんど家に居ないという必要性の低さと、お金がないしもったいないなという経済的な便益の観点から、家賃三万円の家に住んでいます。そんな我が家ではありますが、今週末は疲れて久しぶりに家から一歩も出ませんでした。先週は目が廻るくらい忙しかったのもあって、朝から晩までずっと家に和室の畳で寝ていると、たまにハエトリクモが忙しそうに歩いているのを見かけます。私もずっとだらだらしていないで、そういえばやることがあったしな、そして靴を磨いたり、ワイシャツにアイロンをかけて、掃除もしないとななんて思うのです。畳から上を見上げると、私が神棚と呼んでいるカラーボックスの上の寒川神社のお札にも見られている気がしてきます。ずっとだらだらしている姿を見せてしまい、なんか申し訳ないですという気持ちになります。ともあれ私の家は、ハエトリクモさんと寒川神社に守られていて、つくづく良い家だなと思いました。英気を養い、良い運気をたくさん吸い込んだので、明日から頑張ることにします。

 

著者HP:ハエトリひろば

https://www.haetorihiroba.com/